いわてめんこいテレビより
わいせつ精神科医に執行猶予判決 睡眠薬を女性に飲ませて、わいせつな行為などをした元精神科医の男に対して盛岡地方裁判所は、きょう、懲役3年執行猶予5年を言い渡しました。 判決を受けたのは、矢巾町西徳田の元精神科医 濱崎高行被告です。判決によりますと、濱崎被告は、去年9月、当時18歳の女性に自宅で睡眠薬を飲ませ、意識もうろうの状態にした上で、わいせつな行為をしたほか、別の未成年の女性にも同様の手口で乱暴をしたとされています。きょうの判決公判で盛岡地裁の杉山慎治裁判長は、「精神科医としての知識と経験を悪用した巧妙かつ卑劣な犯行で悪質極まりない」と指摘しました。その一方で「2人の被害者とはすでに示談が済んでいて、実刑まで望んでいない」として懲役3年、執行猶予5年を言い渡しました。
□わいせつ心理学者に実刑判決
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200609270048.html
女児2人へ強制わいせつ 元教授に懲役2年6カ月 2006年09月27日(朝日新聞関西ニュース) 大学の研究室で女児2人の体を触ったとして、強制わいせつ罪に問われた東大阪大学(大阪府東大阪市)元教授、高橋十九朗(とくろう)被告(53)=京都市上京区=の判決が27日、大阪地裁であった。並木正男裁判官は「児童心理研究のために招いた児童に対する犯行で、研究者としての立場を利用しており悪質だ」と述べ、懲役2年6カ月(求刑懲役4年)を言い渡した。
被告側は控訴する方針。 判決によると、高橋被告は昨年11月4日夕、同大研究室内で当時11歳だった女児の尻を触り、同10日夕には同10歳だった別の女児の胸を触った。 弁護側は「わいせつ目的で触っていない」として無罪を主張したが、判決は「女児に研究室内での出来事を口止めするなどしており、被告の供述は信用できない」と判断した。
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1981年から1996年の間に性的犯罪で懲罰を受けた761人の医師にうち合衆国医師評議会が行った1988年に再調査で精神科医は、米国医師の6.3%を占めるに過ぎないが、性的犯罪で懲罰を受けた医師の内27.9%が精神科医です。
<引用> "Psysisians Diciplineed for Sex-Related Offensess" Christine E Dehlendorf,BSc:Sidney M.Wolfe, MDm JAMA17JUne,1998m Vol.279, NO23
スウェーデンの社会委員会から出された1998年の報告書によると4年以上に患者の苦情の中で委員会に報告された患者虐待のほぼ半数のケースが精神科医側にあることが発見されました。さらなる措置を取るために、検察官が差し向けられたほど、あまりにも酷い、暴力の性的虐待を含むケースが多数存在しました。
<引用> Tomas Bjorkman, "Many Wrongs in Psychiatric Care," Dagens Nyheter,25, Jan 1998 全世界における投獄された精神科医の数 1995年 12人 1996年 53人 1997年 64人 1998年 100人 1999年 160人 2000年 180人 2001年 222人
<引用> 精神医学(ヘルスケアの名のもとで害を生み出す) 市民の人権擁護の会 □ 精神科医・心理学者による最近の性的虐待事件 治療・実験と称して患者にトラウマを与える
・東大阪大学こども学部(大阪府東大阪市)
平成18年1月10日、心理学実験に協力するため研究室へ来た小学4年の女児(10)の胸などを触ったとして、大阪府警布施署は、強制わいせつ容疑で東大阪大学の元教授高橋十九朗容疑者(52)を逮捕した。同容疑者はこども学部こども学科の教授となり、幼児心理学などを専攻していた。昨年に、キレやすいと言われる現代の子どもの心理現象を調べるための研究対象の児童を募集し、同女児の保護者が応募していた。
・香川大学教育学部(香川県)
平成17年12月16日、心の病の相談に訪れた20代の女性に対し、心理療法と称してわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつの罪に問われた香川大学教育学部教授の岩月謙司被告に対する論告求刑公判が高松地裁で開かれ、検察側は懲役3年を求刑した。起訴状によると、同教授は、2002年4月に自宅に女性を呼び、自分に従うことが心理療法を行う上で必要と言葉巧みに思い込ませ、治療と称して胸や下腹部を触ったり、寝室で抱き合うなどしたとされている。
・心斎橋みやまえクリニック(大阪府大阪市)
平成17年11月14日、自分が経営する心療内科診療所の女性患者(31)宅に上がりこみ、無理やり胸などを触るなどしたとして、強制わいせつの疑いで、大阪府警東署は、大阪市の精神科医宮前康之容疑者(40)を逮捕した。宮前容疑者は、「胸などを触ったが合意の上だった」と容疑を否認している。
・安田メンタルヘルスクリニック(愛知県)
平成17年10月25日、診察行為と偽って女性患者の胸を触るなどして、強制わいせつなどの罪に問われた精神科医・安田好博被告(54)の判決公判が名古屋地裁岡崎支部であり、懲役1年8月が言い渡された。安田被告は、経営する精神科医院「安田メンタルクリニック」の診察に訪れた女性患者3人の胸を触ったり、背後から両腕で抱きしめたりしていた。当初、被告は「診察行為の一環だった」と主張していたが、その後の公判で起訴事実を認めた。
□精神科医や心理学者による過去の主な性的虐待事例
・医療法人十全会(静岡県・福岡県)
平成4年8月21日、福岡と静岡で3つの精神病院を経営する医療法人十全会理事長を務める精神科医の横山敏登が、シンナー中毒の女性17歳で入院していた17歳の少女に対し、退院させることを条件に淫行を行っていた容疑で逮捕された。同理事長は、薬物依存患者の治療で全国的に有名な権威であり、平成4年に厚生省後援の医療功労賞を受賞していた。
・臨床心理士(神奈川県横浜市)
平成7年12月5日、経営する「MAL学習・発達相談室」で障害児を指導していた臨床心理士の竹花剛が、自分の患者だった少女(当時12歳)にみだらな行為をしたとして、強制わいせつの疑いで神奈川県警港北署に逮捕された。少女は、視知覚に障害を持ち、言葉で表現することに困難を抱えていた。竹花は、筑波大の教育博士号を取得するなど、心理学者としては優秀な人物であったとされる。
・広島修道大学臨床心理学(広島県)
平成8年5月12日、広島修道大学臨床心理学の教授であった山口隆が、準強制わいせつの疑いで広島西署に逮捕された。自宅に教え子の女子学生2人を誘い、睡眠薬を飲ませて意識を失わせ、服を脱がせて体を触るなどのわいせつ行為をしていたとされる。 同教授は、ハーバード大学の客員教授を務めたこともあり、日本集団精神療法の理事長でもあり、精神科医・心理学者として権威を持っていた。平成9年10月21日、懲役2年とされた一審の広島地裁の判決に控訴していた同教授は、広島高裁で控訴を棄却された。
・鳴門教育大学(徳島県)
平成8年10月15日、教え子の大学院生に対し「あなたがかわいい」など書いた手紙約70通を一年以上送りつけ、同様の電話をかけ続けた鳴門教育大学教授の松田伯彦が、性的いやがらせの被害を受けた学生から、「セクハラのため体調を崩し、博士課程への進学を断念させられた」として徳島地裁に提訴された。同教授は、教育心理学、道徳心理学を教えていた。
・奈良女子大学(奈良県)
平成9年3月18日、臨床心理士である奈良女子大学の川上範夫教授が、女性職員に対して嫌がらせをしたり、医師の処方箋なしに無断で向精神薬を学生に投与するなどしていたとして、同大学評議会が同教授を懲戒免職処分にした。同教授は、日本心理臨床学会理事や日本精神分析学会運営理事を務めていた。
・高知大学教育心理学(高知県)
平成10年5月27日、高知大学で教育心理学を担当する61歳の教授が、卒業論文の指導をしていた女子学生に無理やりキスするなどセクハラをしたとして、同大学はこの教授を文書で厳重注意とすることを決定した。
・国立精神・神経センター精神保健研究所(千葉県市川市) 平成13年4月、精神保健研究所で研究室長を務め、日本臨床心理学会の会長にも就いていた臨床心理士に対し、1998年当時に同室長の下で非常勤講師として働いていた女性が、性的関係を強要されたとして、東京地裁に1000万円の慰謝料を求める民事訴訟を起こした。同研究室長は、女性から刑事告訴され、強制わいせつで書類送検されたが、示談が成立したため告訴が取り下げられていた。しかし、示談成立後にセクハラの事実を否定し、女性が職場にいられなくなったことから、女性が訴えを起こした。同室長は、引きこもりや不登校の問題の分野で著名な研究者として知られている。
・医療法人十全会(静岡県・福岡県)
平成14年11月28日、福岡と静岡で3つの精神病院を経営する医療法人十全会理事長を務める精神科医の横山敏登に対し、静岡地裁は懲役2年6月を言い渡した。同理事長は、平成12年に女性秘書を脅して暴行し、平成14年にも別の女性秘書を暴行したとした上、覚せい剤所持が判明し、女性暴行、強制わいせつの罪に問われていた。同理事長は、平成4年にも17歳の女性患者に淫行を行っていたことで逮捕され、懲役2年執行猶予5年の有罪判決を受け、医師免許も2年間停止されていた。
・茨城県立友部病院
平成15年10月29日、茨城県立友部病院(精神科病院)の男性看護師から2年以上に渡り性的暴行を繰り返し受けた女性が、同看護師と同県に3150万円の賠償を求めた訴訟で、東京高裁は訴えを棄却した一審の判決を変更し、看護師と県に330万円の慰謝料支払いを命じる原告逆転勝訴の判決を言い渡した。看護師は信頼関係を逆手にとり「性教育」「病気を治す」などと信じさせ、1996年7月頃から98年10月頃まで女性の自宅で暴行していた。
□精神科医や心理学者の性的虐待問題に関する海外の調査データ 7カ国(オーストラリア、カナダ、イスラエル、ドイツ、スウェーデン、英国、アメリカ)での調査により、6%から10%の精神科医が、彼らの患者と性的な関係を持ったことがあるということが示されています。
1)1991年に「Sex in the Forbidden Zone」を著した作家であるPeter Rutter医学博士によると、知られている事例は氷山の一角ではあるが、それでも6%から10%であると計算されています。そして、彼らは平均して6人の患者に虐待を加えているとされています。
2)Journal of the American Medical Associationの1998年6月号では、平均して10%の精神科医が、患者と不適切な性的行為を行ったことを認めていることが報告されています。
3)1986年、The American Journal of Psychiatryでは、13%が患者と性的関係を持ったことが報告されています。もしも10%の精神科医が患者に性的虐待をしているとすれば、米国だけで3800人、世界で1万5千人にのぼります。もしも一人につき4人の患者に手を出しているとすると、その数は米国内で15200人、世界で6万人になります。 The American Journal of Psychiatryで公表された、1986年の、精神科医と患者間の性交渉に関する米国での調査によると、患者を性的に利用していることを認めた精神科医の73%が、「愛」や「快楽」という名目でそのような行為を行っていたことが判明しました。それは、「患者の自尊心を高める」ためであると19%が主張しましたが、さらなる弁解として「判断の誤り」、「衝動」、「療法士の啓発」、「個人的な必要性」というものもありました。
2004年現在で、増加する精神科医や心理学者による性犯罪に対して取り組むための法令が、米国の24州、オーストラリア(ビクトリア州)、ドイツ、スウェーデン、イスラエルにおいて、合計28以上施行されています。(米国24州:アラスカ、アリゾナ、カリフォルニア、コロラド、コネティカット、デラウェア、フロリダ、ジョージア、アイダホ、アイオワ、カンザス、オハイオ、メイニー、ミシガン、ミネソタ、ミシシッピ―、ニューハンプシャー、ニューメキシコ、ノースダコタ、サウスダコタ、テキサス、ユタ、ワシントン、ウィスコンシンの各州)
□精神病院で発覚した主な問題事件
http://sound.jp/kuuon/Baobab/S.nagano.iken.s3.html
読売新聞[シリーズ精神医療](4)変わる精神病院(2001.12.25)より、
・1968.12 栗岡病院 (大 阪) 院長が患者13人をバットで殴打、1人死亡
・1969.8 安田病院 (大 阪) 看護人3人が男性患者をバットで殴り死なす
・1975.7 横浜舞岡病院(神奈川) 職員水増し、使役労働、患者の金の流用
・1980.1 大和川病院 (大 阪) 看護人が男性患者に暴行、死なす
・1984.3 宇都宮病院 (栃 木) 患者が職員らのリンチで死亡。院長らが患者虐待、使役労働、無資格診療、違法解剖など
・1986.5 青葉病院 (東 京) 職員水増し、使役労働、違法拘束
・1989.5 河野病院 (福 岡) 違法な入院・拘束、看護士が電気ショック
・1994.4 越川記念病院 (神奈川) 患者にエアガン乱射、違法拘束、職員水増し
・1995.9 門司田野浦病院 (福 岡) 職員水増し、2億2700万円不正受給
・1995.10 光ヶ丘病院 (山 形) 職員水増し、7億円不正受給、選挙不正
・1996.2 札幌武田病院 (北海道) 医大学生が宿直、無資格者がレントゲン
・1996.11 栗田病院 (長 野) 院長が死亡患者の預金着服、脱税、患者虐待
・1997.1 美浦まきば病院 (茨 城) 職員水増し、6億5000万円不正受給
・1997.2 山本病院 (高 知) 職員2人が女性患者の頭を壁に打ちつけ死亡
・1997.3 大和川病院 (大 阪) 暴行死、違法入院・拘束、電話・面会妨害、使役労働、職員水増し、24億円不正受給
・1998.9 国立犀潟病院 (新 潟) 違法拘束中の女性がノドに物を詰めて窒息死
・1998.11 奄美病院 (鹿児島) 女性患者を庭木に縛る。ニセ医師が診療
・1998.12 平松病院 (北海道) 保護室に男性患者2人を入れ、1人が暴行死
・1999.5 古賀第一病院 (福 岡) 医師水増し、10億円不正受給
・1999.7 大曲佐藤病院 (秋 田) 医師水増し、7億8000万円不正受給
・1999.11 松口病院 (福 岡) 患者の退院・処遇改善請求を取り下げさせる
・2000.3 上妻病院 (東 京) 死亡患者の改印届を銀行に提出、職員水増し
・2000.4 勝山病院 (福 岡) 医師水増し、22億円不正受給
・2000.11 朝倉病院 (埼 玉) 不要な中心静脈栄養、違法拘束、病室で手術
・2000.12 岩屋病院 (愛 知) 外出時の介助料、入浴料など不当徴収
・2001.2 真城病院 (大 阪) 看護士がゴルフクラブで頭を殴るなど暴行 ・2001.8 中間保養院 (福 岡) 職員水増し、不正受給、超過収容
・2001.8 箕面ヶ丘病院 (大 阪) 職員水増し、違法拘束、外出制限、電話妨害
□大阪精神医療人権センター
http://www.psy-jinken-osaka.org/
□泉佐野の精神病院で患者虐待 真冬にホースで水、暴行 大阪府、立ち入り調査へ 2001/02/09: 大阪読売夕刊社会面
http://www.arsvi.com/0n/om.htm
大阪府泉佐野市中庄、医療法人清楓会の精神病院「真城(しんじょう)病院」(塩沼真一院長、百六十六床)で、一部の看護士が、入院中の男性患者を真冬に全裸にして水を浴びせたり、ゴルフクラブで殴って負傷させたりしていたことが、NPO大阪精神医療人権センターの調査でわかった。府は九日午後、立ち入り調査する。病院側は「事実関係は調査中だが、看護職員の姿勢に確かに問題があった。抜本改革したい」としている。
人権センターによると、男性患者(64)は夜中に鎮痛剤を何回も求めたことから、今年一月二日、看護士に衣服を脱がされ、院内の運動場で頭からホースで水をかけられた。数日後にはごみ箱で頭を殴られ、出血した。複数の患者が目撃。この患者は「こわい。別の施設へ移りたい」と話している。 別の男性患者(29)は昨年八月、院内のロビーで、男性看護部長にゴルフクラブで頭を殴られ出血した。この様子も別の患者が見ており、「指示に従わず、二階へ上がろうとしたので殴られた」と読売新聞記者に証言した。
看護部長は昨年十一月、うつ病で入院中の女性(37)に対し「あんなヤブ医者に診てもらって」と主治医を侮辱。女性はショックで病状が悪化した。退院後、女性の夫が「病気を治すために入院したのに」と抗議。看護部長は暴言を認め、一月に辞表を出した。
人権センターの聞き取りでは「詰め所の言うことを聞かないと頭をかち割られる」「任意入院なのに外出できない」などの声があった。クラブで殴られた患者は「(病院側が管理する)小遣いを出してほしいと頼んだら『拘束するぞ』と脅された。『死んでしまえ』と言われたこともある」と訴えたという。
同センターの山本深雪事務局長は「大部屋に三十二人も詰め込むなど、療養環境にも問題が ある」としている。 塩沼院長は「患者の行動に問題があっても暴力や虐待は絶対にいけない。看護部長は仕事熱心だが、以前から言葉遣いが悪かった。申し訳ない」と話した。 南川雅信事務長は「看護士は暴力を否定しているが、患者への態度にまさかと思う点がいろいろ出てきた。外部の人も含めた委員会を作り、人権重視の病院にしたい」としている。
以前の「京成江戸川クリニック」の医師の親玉の逮捕です!
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=24569061&comm_id=1347706
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リタリン不正処方、容疑の医師を新たに逮捕 警視庁 2007.12.18 12:38 朝日新聞 http://www.asahi.com/national/update/1218/TKY200712180114.html
東京都江戸川区の京成江戸川クリニックによる向精神薬「リタリン」不正処方事件で、警視庁は18日、院長不在中に従業員に問診などをさせたとして、医療法人瑞信(すいしん)会理事長で医師の板橋仁容疑者(55)=千代田区外神田6丁目=を医師法違反(無資格医業教唆)の疑いで逮捕したと発表した。板橋容疑者は容疑を否認しているという。
生活環境課などの調べでは、板橋容疑者は8月16日、入院することになっていた院長の小倉暢夫被告(67)=同法違反の罪で起訴=に「クリニックを休診する必要はない。困った患者がいたら自分が指示を出す」と助言。同月21日~9月7日に8回にわたり、事務員らに患者6人の問診やリタリンの処方をさせるなどした疑い。
同クリニックは小倉被告の前に、瑞信会が経営していた。小倉被告は入院前から従業員に「困ったことがあったら板橋先生に相談するように」と伝えていたという。
【教唆】
1 ある事を起こすよう教えそそのかすこと。「―扇動」 ・ 「法外な給料増加の請求を坑夫等に―し」〈木下尚江・火の柱〉
2 他人をそそのかして犯罪実行の決意を生じさせること。
□殺人未遂で医師逮捕=交際女性と口論-警視庁 2008/01/11-12:48 時事通信
口論の末に女性の首を絞めて殺害しようとしたとして、警視庁調布署は11日までに、殺人未遂の疑いで、東京都調布市の「山田病院」副院長で精神科医の進藤啓介容疑者(55)=武蔵野市緑町=を逮捕した。同容疑者は「話したくない」と述べた上で、黙秘しているという。 調べによると、進藤容疑者は昨年11月7日午前零時50分ごろ、調布市東つつじケ丘のマンション室内で、交際相手の女性(49)=北区=と女性関係について口論になり、「殺してやる」と押し倒して両手で首を絞めた疑い。
2008年1月12日土曜日
精神科治療患者の自殺
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008010900093&genre=C4&area=O10 京都新聞 '08/1/9
長男「強いうつ状態だった」転落死で西村議員がコメント
西村真悟衆院議員(無所属)は9日午後、長男の林太郎さん(26)が東京都港区の衆院赤坂議員宿舎から転落死したことについて自筆のコメントを発表、林太郎さんが医師に強いうつ状態と診断されていたことを明らかにした。コメントによると、林太郎さんは昨年末からうつ状態となり、慶応大病院精神科で今月8日、強いうつ状態と診断された。9日朝も病院に行く予定だった。
西村議員は9日午前、林太郎さんがいなくなったと妻から告げられ外出先から宿舎に戻った。ベランダから身を乗り出して下を見ると、林太郎さんが横たわっていたという。 西村議員はコメントで「なぜ、林太郎の転落を止められなかったのかと深く自責の念にかられながら、今、林太郎はうつの苦しみから解放され、神に召されたのだと慰め合っています」としている。(共同通信) --------------------------------------------------------------
西村眞悟衆議院議員 痛恨!「直筆手記」公開! http://officematsunaga.livedoor.biz/archives/50514444.html
本日、私の長男、林太郎(26才)は、衆議院赤坂宿舎20階の私の室のベランダから転落し、12時07分に死亡が確認されました。 林太郎は、今年より出版社に勤務しておりましたが、昨年末より、ウツ状態に陥り、昨日8日午後4時より、慶応病院精神科で受診し、強いウツ状態と医師より伝えられました。 私ども親も本人も入院するつもりで、医師も入院が望ましいとの意見でした。 しかし、医師が問い合わせると、病院に入院ベッドの空きがなく、宿舎に引き上げ、楽しく食事をして就寝した次第です。 本日朝、私は林太郎に、よく寝たかと声をかけ、午前9時30分に外出しました。
そして、午前10時27分に、林太郎を慶応病院に連れていくために、妻の携帯に電話した直前に、本人が室からいなくなっている旨、訴えたので、驚いて宿舎に戻り、自室ベランダから身を乗り出して下を見て、横たわる林太郎の姿を認め、119番通報した次第です。 自室には、妻と妹と林太郎がいました。妻が歯をみがくため30秒ほど目を離した間に、こつ然と林太郎の姿が室から消えていたとい状態でした。 救急隊の必死の救命活動、そして慶応病院の救命活動の後に、12時07分に、死亡が確認されて、後、私どもは、この突然の悲しみの中で、なぜ、林太郎の転落を止められなかったのかと深く自責の念にかられながら、今、林太郎は、ウツの苦しみから解放され、神に召されたのだと確かめ合っています。 西村眞悟
長男「強いうつ状態だった」転落死で西村議員がコメント
西村真悟衆院議員(無所属)は9日午後、長男の林太郎さん(26)が東京都港区の衆院赤坂議員宿舎から転落死したことについて自筆のコメントを発表、林太郎さんが医師に強いうつ状態と診断されていたことを明らかにした。コメントによると、林太郎さんは昨年末からうつ状態となり、慶応大病院精神科で今月8日、強いうつ状態と診断された。9日朝も病院に行く予定だった。
西村議員は9日午前、林太郎さんがいなくなったと妻から告げられ外出先から宿舎に戻った。ベランダから身を乗り出して下を見ると、林太郎さんが横たわっていたという。 西村議員はコメントで「なぜ、林太郎の転落を止められなかったのかと深く自責の念にかられながら、今、林太郎はうつの苦しみから解放され、神に召されたのだと慰め合っています」としている。(共同通信) --------------------------------------------------------------
西村眞悟衆議院議員 痛恨!「直筆手記」公開! http://officematsunaga.livedoor.biz/archives/50514444.html
本日、私の長男、林太郎(26才)は、衆議院赤坂宿舎20階の私の室のベランダから転落し、12時07分に死亡が確認されました。 林太郎は、今年より出版社に勤務しておりましたが、昨年末より、ウツ状態に陥り、昨日8日午後4時より、慶応病院精神科で受診し、強いウツ状態と医師より伝えられました。 私ども親も本人も入院するつもりで、医師も入院が望ましいとの意見でした。 しかし、医師が問い合わせると、病院に入院ベッドの空きがなく、宿舎に引き上げ、楽しく食事をして就寝した次第です。 本日朝、私は林太郎に、よく寝たかと声をかけ、午前9時30分に外出しました。
そして、午前10時27分に、林太郎を慶応病院に連れていくために、妻の携帯に電話した直前に、本人が室からいなくなっている旨、訴えたので、驚いて宿舎に戻り、自室ベランダから身を乗り出して下を見て、横たわる林太郎の姿を認め、119番通報した次第です。 自室には、妻と妹と林太郎がいました。妻が歯をみがくため30秒ほど目を離した間に、こつ然と林太郎の姿が室から消えていたとい状態でした。 救急隊の必死の救命活動、そして慶応病院の救命活動の後に、12時07分に、死亡が確認されて、後、私どもは、この突然の悲しみの中で、なぜ、林太郎の転落を止められなかったのかと深く自責の念にかられながら、今、林太郎は、ウツの苦しみから解放され、神に召されたのだと確かめ合っています。 西村眞悟
2008年1月6日日曜日
精神疾患治療患者による殺人、傷害行為
□ 八戸で母弟妹殺害、18歳長男認める1月11日8時2分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080111-00000084-san-soci
青森県八戸市で9日夜、アパート2階の一室から出火し、焼け跡から見つかった3遺体は、この部屋に住む女性(43)と中学3年の二男(15)、中学1年の長女(13)と判明した。首などに刃物で切られた傷があり、県警は殺人事件と断定。行方が分からなかった無職の長男(18)を10日午前6時ごろ、現場から約2キロ離れたJR八戸駅前で発見、サバイバルナイフ(刃渡り25センチ)を振り回すなどしたため、銃刀法違反の現行犯で逮捕した。
八戸署捜査本部の調べに、長男は「3人を自宅で殺害後、遺体を布団の上に川の字に並べた。なぜかはいいたくない」などと供述しているという。また、司法解剖の結果、3人の死因はいずれも首を切られたことによる失血死だったことが分かった。捜査本部は動機などを追及しているが、長男は落ち着いて取り調べに応じているという。
八戸駅前で10日早朝見つかった長男は、職務質問した警察官に「近づくな」などと大声で叫び、サバイバルナイフを振り回したため、署員が数人がかりで取り押さえた。当時計8本のナイフを持っていた。
関係者によると、長男は自宅に引きこもりがちで、日ごろから家族と折り合いが悪かったという。火災があったアパートは2階建てで、ほかの住民は火災に気づき、逃げ出し無事だった。
■小学校から不登校…二男「いつか殺される」
殺害を自供した無職の長男(18)は、小学生のころから家に引きこもるようになり、家族にナイフを突き付けるなどの奇行や暴力を振るっていた。殺害された二男(15)は友人たちに「いつか殺される」と話していた。
関係者によると、長男は小学校のころから不登校になっていた。家庭内でトラブルがあり、それが引き金になって「長男が精神的におかしくなった」と母親(43)が周囲に漏らしていた。
その奇行の対象は家族に向かい、二男は「小学校のころ、朝起きると兄が首にナイフを突き付けていた。いつか殺されるかも」と、友人の男子生徒(15)に漏らしていた。長男がナイフやエアガンを収集しているとも聞いたという。
「いつだったか、自宅に油をまいて火を付けようとしたらしい。お母さんとも、たまにけんかをしていたようだ」と二男の別の友人(14)は証言する。
殺された母親も近所の飲食店で「長男が暴れるから弟がかわいそう」「中学校には数回しか行かなかった」とこぼしていた。
しかし、まれに家庭の外に出たときの長男は人付き合いが苦手そうな様子だったものの「無口でおとなしく、こんな事件を起こしそうにない人」と同級生からみられていた。
昨年10月ごろ、長男と話したという近くの飲食店店長は「『今小説書いてるんだ。どうなるかわからないけど、将来、小説家になりたい。書いたら見せるから読んでくれる?』と初めて自分から話した。やっと自分から話せるようになってよかったと思っていたのに」と当時を振り返る。
またそのとき、自身の体調についても「今、精神科に通院して薬もらってる。だから今は落ち着いている。たまに耳がキーンとなったり頭痛が続いてたりしてたんだ」と明かしたという。
調べに対し、長男は9日深夜の出火後、アパートから寄り道せず発見されたJR八戸駅まで徒歩で向かったと供述。現金は所持していたが、着替えなどは持っていなかった。捜査本部は動機などを追及する。
◇
ジャーナリストの大谷昭宏さんの話「凶悪犯罪というより、異常犯罪だ。凶器を多数用意し、この凶器がだめなら次がある、といったサバイバルゲーム感覚の異常さを感じる。人格障害の可能性が高いのではないか。ただ、最も問題なのは、家庭内での子供の異常行動に関して、相談窓口がないことだ。現状では、家族が恐怖を抱いていても、事件が起きない限り手の打ちようがない。行政、学校、警察などが手を取り合って早急に窓口を作ることが必要だ」
福島章・上智大名誉教授(犯罪心理学)の話「家族に暴力をふるい、さらにナイフを集めていたということは、攻撃性をもてあましていたはずだ。殺害後に放火したのは、奈良の事件(平成18年6月、奈良県田原本町の高1男子による母親ら3人放火殺人)など、最近の少年による同様の事件を学習し、『家族を殺すにはこの手口』と決めていたと考えられる。放火で事件を大きくし、より鬱憤(うっぷん)を晴らそうとしたのだろう。精神発達の度合いを調べる必要がある」
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□ 高2少年が5人を次々切り付け2人けが…品川・戸越銀座 (2008年1月5日23時35分 読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080105it12.htm?from=navr
通行人が切りつけられ、騒然とする戸越銀座商店街
5日午後3時20分ごろ、東京都品川区平塚1の東急池上線戸越銀座駅前の「戸越銀座商店街」で、両手に包丁を持った若い男が通行人の男女5人を次々に切り付け、商店街の中を約300メートル走って逃げたところで警視庁荏原署員に殺人未遂の現行犯で逮捕された。5人のうち、42歳と30歳の女性会社員2人が背中や胸を切られて約10日のけがを負い、残る男女3人はコートなどを切り裂かれた。逮捕されたのは同区在住の私立高2年の少年(16)で、「誰でもいいから皆殺しにしたかった」と供述していることから、同署で動機をさらに追及している。
同署や目撃者によると、少年は同駅前の踏切付近で左右の手に包丁を1本ずつ持ち、同駅に向かって歩いて来る買い物客に襲いかかった。5人以外にも、切り付けられそうになった人が複数いたが、無事だった。 少年は商店街が途切れる中原街道の交差点付近で、ふらつきながら歩いていたところを、パトカーなどで駆けつけた同署員7~8人に取り押さえられた。少年は抵抗しなかったという。
少年は上下とも黒ずくめの服装で、両手の包丁のほかに、左足のズボンの内側に、3本目の包丁を隠し持っていた。同署が母親から事情を聞いたところ、少年は数年前から精神科に通院していたとみられ、確認を急いでいる。 戸越銀座商店街は、東西約1・6キロに300を超える店が軒を連ね、全国に先駆けて「銀座」の名前を冠したとして知られている。
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□大林容疑者 警察に命ごいしていた 大林容疑者は交渉役の捜査員に説得され、何度も投降する意思表示をしながらも時間を引き延ばした。このため県警側がやりとりを中断して電話に出ないようにしたところ、自ら110番して命ごいし投降したという。 投降するような言動を始めたのは、三智子さんの脱出以降。午後7時すぎに一度は自宅から出ることで同意したが、その後、同容疑者は「ちょっと待ってくれ」などと渋るようになった。このため、現場の県警担当者が交渉打ち切りの姿勢を示した。大林容疑者は捜査員の携帯電話にかけても誰も出なかったため、県警の突入を予測。110番して「突入しないでくれ。出て行く。撃たないで」と命ごいし、自宅から出てきた。
投降する際、所持していたペットボトルの透明な液体について「神の水だ」と説明。捜査員が「(ペットボトルを)下に置け」と説得すると「神の水だから下に置けない」と答えた。県警が液体の成分を調べている。精神安定剤を服用しており、精神状態が不安定だったとみられる。 また、司法解剖で、死亡した林警部(23)は、捜査車両の陰から出て前かがみの姿勢になった時に防弾チョッキのすき間を撃たれていたことも判明。押収した拳銃は回転式で黒茶色。一般的に警察官が持つ38口径のものより少し大型で、ソファの上で発見。拳銃に装てんされた実弾以外にも複数の実弾が室内にあり、使うたびに弾を込めていたとみられる。 [ 2007年05月20日付 紙面記事 ] スポーツニッポン
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前回の件もそうです。 福島県会津若松市で、高校3年生の男子生徒が母親を殺害し、切断した頭部を持って出頭するという不可解な事件が起きた。男子生徒は、先月20日に市内の精神科を受診し、抗不安剤などを処方されていたと報道されている。つまり、男子生徒は精神科で治療を受けた後に、猟奇的な犯行をしたということである。 男子生徒は、自らの問題を解決するために精神科にかかったのだろう。その時はまだ、何かを解決したいという希望があったのだろう。しかし、この結果はどういうことだろうか。断言できるのは、治療を受けた結果、彼の状態は受診前よりもはるかに悪化しているということである。母親も主治医のアドバイスに従っていたようだが、いったい主治医は男子生徒に何をしたのだろうか。 心の問題を解決するために、患者は金を支払って精神科にかかっている。当然、専門家を名乗り、代価を受け取っている以上、治療に携わる精神科医には責任が生じる。医療ミスはどの診療科にもつきものだが、精神科医による治療が少年の凶行に影響を与えていたとしたら、はたして医療ミスというレベルで済まされる問題であろうか。 最近、心の問題を抱えて精神科にかかる人が増えている。特に、日本で新しいタイプの抗うつ剤(SSRI)が認可された99年以降、精神科の早期受診を勧めるうつ病キャンペーンが大々的に宣伝されるようになり、抗うつ剤の市場は99年と比べて6,7倍に成長している。抗うつ剤を始めとした向精神薬の市場が異常に拡大する一方で、不可解な事件がなぜか国内で多発するようになっている。薬が広まって、人々の心に安定がもたらされたのではなく、むしろそのような薬を飲んだ人が事件を起こしている。
象徴的な事件は、1999年7月23日に起きた全日空ハイジャック事件である。ハイジャックの犯人の青年を治療していたのは、SSRIを魔法の薬であるかのように宣伝していたSSRI普及の第一人者の精神科医であった。当時日本では未承認であったSSRIを個人輸入して青年に処方した結果、青年は「悪魔的考え」に取り付かれるようになり、最終的に機長を殺害し、ジャンボ機を乗っ取るという凶行に至った。
2005年3月23日、殺人やハイジャック防止法違反などの罪に問われた青年に対する判決が東京地裁で言い渡された際、裁判官は「犯行当時に服用していた抗うつ剤は、攻撃性や興奮状態を出現させる副作用を伴う可能性があった」とし、抗うつ剤による治療の影響で「善悪の認識能力が減退していた」ことを指摘した。 SSRIが日本より10年以上前から出回っていた向米諸国では、服用後に衝動が抑えられなくなって自殺をしたり、不可解な凶悪事件を起こす事例の報告が相次ぎ、被害者が声を上げてきた結果、ようやく自殺行動などを引き起こす危険性について、SSRIに対する強い警告が発せられるようになっている。SSRIだけにとどまらず、その他の抗うつ剤、安定剤、抗精神病薬、中枢神経興奮剤に対しても、自殺行動や突然死、依存症、異常行動などについて強い警告が各国で出されるようになっている。 男子生徒に薬を処方した精神科医は、具体的にどの向精神薬を処方していたのだろうか。その薬に対して、国内外でどんな警告が発せられているのだろうか。また、その精神科医は、はたして男子生徒や母親に対し、処方した薬の危険性についてしっかりと説明したのであろうか。ハイジャック事件と同様、薬が少年の思考や行動に大きな影響を与えたのであろうか。事件関係者、報道関係者が、この真相を明らかにすることを切に願う。
<精神科の治療を受けた後に不可解な事件を起こした事例>
2007年5月15日、福島県会津若松市に住む男子高校生(17)が、母親を殺害し、切断した頭部を持って警察に出頭した。彼は、4月20日に市内の病院の精神科を受診し、抗不安剤などを処方されていた。
2006年10月6日、長野県御代田町の会社員宅で、会社員と会社員の妻の母親、高校3年生の長女の3人が、鉄製のくいが頭頂部や顔面に何箇所も刺さった状態で死んでいるのを佐久署員が発見した。事件後行方不明となり、後日遺体で発見された会社員の妻(45)による犯行だった。近所の評判では、妻はおとなしい感じの人だった。妻は精神科にかかっていたが、9月中旬には「体調が悪い。暑さ寒さが分からず、食べ物をのみ込んだのかどうかも分からない。何もできない。赤ちゃんみたいだ」と話していたという。自宅には複数の薬があり、錠剤を服用したあとの殻も見つかっていた。
2006年9月17日、吹田千里郵便局員(35)は、タクシーに乗った後に運転手をナイフで刺して殺害し、遺体をセメントで埋めた。平谷は郵便局内ではまじめで努力家という評判だったが、06年7月末からは精神疾患を理由に休職していた。犯行直前の9月14日には主治医に対し「人に危害を加えてしまうかもしれない」と不安を訴えていた。犯行後、「人を殺したい思いがあった」と供述した。
2006年8月24日、宮崎県延岡市で、男(20)が高校生5人組に刃物で襲い、16歳の高校生の男女2人が背中を刺され病院に運ばれた。男子生徒は出血多量で死亡。女子生徒も重傷を負った。男は中学生のときに不登校になり、それ以降ひきこもりがちだった。また、県内の病院の精神科に通院して精神安定剤を服用していた。
2006年5月31日、千葉県習志野市で、早朝に包丁を手にした息子(22)が、逃げる両親を追いかけて路上で馬乗りになり、二人を刺殺し、まもなく自分の胸を突いて自殺した。息子は千葉市内の大学に通っていたが休学し、精神科へ通院していた。 2006年5月17日、秋田県藤里町で、男児が近所の主婦に殺害された。主婦は以前に自分の娘も殺害していた。彼女は月に2回心療内科に通い、睡眠薬を頻繁に服用して朝起きられなかったり、処方された睡眠薬を大量摂取して病院に運ばれたこともあった。
2006年4月1日、川崎市内のマンション15階から9歳男児が投げ落とされた事件で、男(41)が逮捕された。男は、明るくまじめな父親として近所でも評判だったが、体調を崩すなどして、05年11月にうつ病で市内の病院に入院した。抗精神病薬を処方されるなどして治療を受け、06年3月に退院した直後には、強い殺人衝動を持つようになっていた。そして、常に人を殺したいと思うようになり、人を殺害する目的で度々マンションに侵入していた。
2006年2月27日、グループ登園の当番で園児を車に乗せて幼稚園に向かっていた主婦(34)が、車内で園児2人をメッタ刺しにして用水路に放り出して殺害した。主婦は1999年8月に日本にやってきて、ごく普通の、笑顔がきれいな人という評判だったが、2003年9月から精神科に通院するようになり、それ以降放火などの問題を起こすようになっていた。
2005年12月22日、8歳の長男と5歳の長女をダム貯水池投げ込んで水死させたとして、主婦(41)が逮捕された。主婦は同年夏に精神科へ入院していた。
2005年12月10日、京都府宇治市の学習塾内で、同志社大4年のアルバイト講師(23)が、小学6年生の生徒女児を包丁で刺殺した。講師は2003年10月から精神科を受診し、抗うつ剤デプロメールを処方されていたが、2005年に妄想や幻覚が現われるようになった。同抗うつ剤の医薬品添付文書には、そのような症状が出た場合には投与を中止するよう注意書きが記載されているが、同年12月1日、院長は薬を1日2回に増量した。翌日に講師は犯行を決意して凶器を購入し、その8日後に事件を起こした。
2005年8月21日、大阪府豊中市の路上で今年5月、中学生らがカマを持った自転車の男に相次いで襲われた通り魔事件で、同市内に住むコンピューター専門学校生の少年(18)が逮捕された。少年は、中学生のころから精神科に通院していた。少年は、「高校生のころ、同級生らにからかわれたのを思い出していらいらし、誰でもいいから襲いたくなった。死んでもいいと思った。」と供述した。
2005年2月14日、大阪府の寝屋川市の小学校へ、卒業生の少年(17)が刃物を持って侵入し、教職員らに襲い掛かり男性教員が死亡、女性職員が怪我をした。少年は、中学で不登校になったが、15歳で大検に合格するなど将来を期待されていた。翌年の2004年に府内の病院の思春期外来にかかり、カウンセリングや抗うつ剤などの投薬治療を受けていた。
2005年1月11日、男(56)から「家族三人を殺した」と110番通報があった。この男性は、自分の妻と長男、長女を、鉄アレイで頭などを多数回殴打し、三人を殺害した。男は、不眠症の治療のため、2004年9月から12月まで計八回、精神科に通院し、治療を受けていた。
2001年6月8日、精神科に通院していた男(37)が、大阪教育大付属池田小学校に刃物を持って乱入し、児童等を次々と刺し、児童8人が死亡し、教諭を含む21人が重軽傷を負った。男は、以前に精神科病院に入院した際、飲まされた向精神薬の副作用で突発的に病院の屋上から飛び降りて大怪我をしたとして、病院などに恨みを抱くようになっていた。事件時は抗うつ剤パキシルなどを処方されていた。
2000年12月16日、東京の渋谷駅前で、少年(17)が金属バットで無差別に通行人に殴り掛かり、8人に重軽傷を負わせた。少年は、小学4年の頃から精神科にかかり、事件当時も通院を続け、薬の服用を続けていた。少年は、中学時代に精神科の病院に入れられたことで父親に恨みを抱き続けていた。事件直前には父親に殴られた上、騒ぎにかけつけた警官に対して、少年を病院につれて行ってほしいと父親が話したことに腹が立ち、父に恥をかかせるために犯行にいたったと少年は供述していた。
2000年5月3日、精神科病院に入院していた佐賀市の少年(17)が高速バスを乗っ取り、刃物で女性3人を刺し、1人が死亡、2人が重傷を負った。少年は、親の関心を引こうと刃物を集めていたが、有無を言わせず強制入院させられたことから、親や社会に恨みを抱くようになった。親は、少年に会ったこともない精神科医に精神分裂病と断定され、そのアドバイスに従って強制入院をさせていた。
1999年9月29日、抗不安薬のソラナックス、レキソタンなど5種類の薬を服用していた男(35)が、JR下関駅の階段やホームにいた乗客ら8人に包丁で切り付け、5人を殺害し、10人に重軽傷を負わせた。男は、98年3月から下関市内の病院の精神科に通院し、99年春頃から家で暴力を振るい出した。事件前日も病院に行っていた。事件直前に120錠の睡眠薬を飲んでいた。 1999年7月23日、男(28)が、乗っていた全日空機の操縦室へ押し入り、機長を刺殺した。西沢は98年9月から99年6月にかけて、プロザックやパキシル、ルボックスなど、当時日本で未承認であった抗うつ剤を、個人輸入した精神科医から処方されていた。これらの自殺願望や暴力衝動を誘発する危険性が指摘されている抗うつ剤の処方を受けてから、男は悪魔的考えにとりつかれるようになり、犯行に至った。
□銃乱射で客ら8人死亡 米中西部の商業モール
2007年12月6日 13時09分 中日新聞 http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007120601000191.html
5日、米ネブラスカ州オマハで、銃乱射が起きたショッピングモールから脱出した女性ら(AP=共同) 【ロサンゼルス5日共同】米中西部ネブラスカ州オマハのショッピングモールで5日午後2時(日本時間6日午前5時)ごろ、若い男がライフル銃を乱射した。地元警察当局によると、クリスマスの買い物などに来ていた客ら8人が死亡、重体2人を含む計5人が負傷した。犯人の男は自殺した。
米国では4月のバージニア工科大事件をはじめ銃乱射事件が続発、一般市民が犠牲になる惨事が繰り返されている。 地元テレビによると、犯人は近くに住む20歳で、自宅に今回の犯行をほのめかすメモが残っていた。11月にアルコール所持容疑などで逮捕され、今月19日に裁判所に出廷する予定だったという。 知人とみられる地元女性は地元テレビに、男が最近職場を解雇され、銃を持っているのも見たと語った。別の友人男性は男が抗うつ剤を服用していたと話した。警察当局は詳しい動機を調べている。
□佐世保乱射事件、奇行が目立った馬込容疑者
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071215-00000916-san-soci
12月15日12時25分配信 産経新聞
「銃を持って近所を歩いていて怖かった」-。自殺した馬込政義容疑者(37)は、日ごろから近所で「奇行が目立つ人物」とみられていた。迷彩服を着て銃を持ち歩き、深夜に他人の家の呼び鈴を押すことも。一方で、クレー射撃の団体に所属し水泳にも熱心で、いずれも大会で入賞した経験があるという。また、自殺したカトリック教会に通う信者でもあった。
馬込容疑者は、自殺した教会で生後間もなく洗礼を受けた。母親が熱心な信者で15日朝、神父に「教会や皆さんにご迷惑をかけ、申し訳ありません」と、ほとんど聞き取れない涙声で電話をかけてきたという。 馬込容疑者は両親と妹、弟の5人家族。地元の中学を卒業後、佐世保工業高校、県外の大学に進学したが中退し、電気会社に就職したがまもなく退社、地元の病院で看護師見習いをしていたという。 しかし、6~7年前に病院を辞めてからは無職になり、知人は「このころから少しおかしくなったように思う」。自宅の離れにこもりがちになるなど、人を寄せ付けない雰囲気になり、教会にも年に数えるほどしか姿を見せなくなった。
大音量で音楽をかけたり、銃を手に漫然と出歩いたり、迷彩服を着て釣りに出かけるなど、奇行のような行動が目撃されるようになったという。 市役所に勤めていた父親の退職金で乗用車を買い、夕方になると外出。近所の人は「4、5年前、深夜2時ごろに馬込容疑者に自宅の呼び鈴を鳴らされた。玄関に出ると『トイレを貸してほしい』と言われた。同じことが2度ほど続いた」。このころ、馬込容疑者は「近所の人があちこちで悪口を言うから就職できない」と周囲に漏らしていたという。 馬込容疑者の母親と親交があったという女性は「精神的に不安定で通院していると聞いた。最近顔を合わせたときは目がつり上がっていて恐ろしかった」と話していた。
平成14年に散弾銃の所持許可を取り銃を購入。地元の射撃団体に入り、クレー射撃などにのめり込むようになった。近くの主婦(43)は「散弾銃を持ち歩いていて怖かった」と話し、近所の住民が警察に相談することもあったという。 佐世保市内に事務局を置く「佐世保クラブ」という射撃団体に一時所属し、15年9月には、同市内であったクレー射撃大会のスキート部門で4位になっている。
今年9月、同県伊万里市の銃砲店で3本目の散弾銃を購入。「NewSKB」という上下2連銃で、約20万円。主に競技用や狩猟で使用されているという。この店の関係者は「背が高い好青年で、愛想がいい印象だったが、あの銃が事件で使用されたのかと思うと‥」と、動揺を隠せない様子だった。
一方、2年前には水泳の長崎県マスターズ大会で年齢別の25メートル自由形競技で優勝。事件のあったスポーツクラブにも今年6月から熱心に通っており、親しくしていた男性は「ジャグジーで体をほぐすときなど親しく話しかけてきた。付き合いやすくいい人で、ほかの会員とも楽しそうに話していたのに…」。亡くなった倉本舞衣さん(26)との関係をめぐっては「特に好意をもっていたとは考えられない」と話していた。
□容疑者とは親友だったのに…被害男性の弟 12/15 15:31更新 産経ニュース http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/109941
長崎県佐世保市の散弾銃乱射事件で死亡した藤本勇司さん(36)の弟重利さん(34)は15日、同市の自宅前で取材に応じ「馬込政義容疑者と兄は親友の仲だった。どうしてこんな事件になったのか、全く思い当たるふしがない」と首をひねった。 週1回は藤本さん宅に馬込容疑者が遊びに訪れたり、一緒に釣りに出かけたりしていた。事件前日の13日、2人は昼食をともにしたという。
重利さんは「学生時代よりは、社会人になってから親しさが増したようだ。兄は馬込容疑者のことを『いいやつだ』と言っていた。その相手に、こんなひどい殺され方をするとは…」と話した。
□ 高2少年が5人を次々切り付け2人けが…品川・戸越銀座 (2008年1月5日23時35分 読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080105it12.htm?from=navr
通行人が切りつけられ、騒然とする戸越銀座商店街
5日午後3時20分ごろ、東京都品川区平塚1の東急池上線戸越銀座駅前の「戸越銀座商店街」で、両手に包丁を持った若い男が通行人の男女5人を次々に切り付け、商店街の中を約300メートル走って逃げたところで警視庁荏原署員に殺人未遂の現行犯で逮捕された。5人のうち、42歳と30歳の女性会社員2人が背中や胸を切られて約10日のけがを負い、残る男女3人はコートなどを切り裂かれた。逮捕されたのは同区在住の私立高2年の少年(16)で、「誰でもいいから皆殺しにしたかった」と供述していることから、同署で動機をさらに追及している。
同署や目撃者によると、少年は同駅前の踏切付近で左右の手に包丁を1本ずつ持ち、同駅に向かって歩いて来る買い物客に襲いかかった。5人以外にも、切り付けられそうになった人が複数いたが、無事だった。 少年は商店街が途切れる中原街道の交差点付近で、ふらつきながら歩いていたところを、パトカーなどで駆けつけた同署員7~8人に取り押さえられた。少年は抵抗しなかったという。 少年は上下とも黒ずくめの服装で、両手の包丁のほかに、左足のズボンの内側に、3本目の包丁を隠し持っていた。同署が母親から事情を聞いたところ、少年は数年前から精神科に通院していたとみられ、確認を急いでいる。 戸越銀座商店街は、東西約1・6キロに300を超える店が軒を連ね、全国に先駆けて「銀座」の名前を冠したとして知られている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080111-00000084-san-soci
青森県八戸市で9日夜、アパート2階の一室から出火し、焼け跡から見つかった3遺体は、この部屋に住む女性(43)と中学3年の二男(15)、中学1年の長女(13)と判明した。首などに刃物で切られた傷があり、県警は殺人事件と断定。行方が分からなかった無職の長男(18)を10日午前6時ごろ、現場から約2キロ離れたJR八戸駅前で発見、サバイバルナイフ(刃渡り25センチ)を振り回すなどしたため、銃刀法違反の現行犯で逮捕した。
八戸署捜査本部の調べに、長男は「3人を自宅で殺害後、遺体を布団の上に川の字に並べた。なぜかはいいたくない」などと供述しているという。また、司法解剖の結果、3人の死因はいずれも首を切られたことによる失血死だったことが分かった。捜査本部は動機などを追及しているが、長男は落ち着いて取り調べに応じているという。
八戸駅前で10日早朝見つかった長男は、職務質問した警察官に「近づくな」などと大声で叫び、サバイバルナイフを振り回したため、署員が数人がかりで取り押さえた。当時計8本のナイフを持っていた。
関係者によると、長男は自宅に引きこもりがちで、日ごろから家族と折り合いが悪かったという。火災があったアパートは2階建てで、ほかの住民は火災に気づき、逃げ出し無事だった。
■小学校から不登校…二男「いつか殺される」
殺害を自供した無職の長男(18)は、小学生のころから家に引きこもるようになり、家族にナイフを突き付けるなどの奇行や暴力を振るっていた。殺害された二男(15)は友人たちに「いつか殺される」と話していた。
関係者によると、長男は小学校のころから不登校になっていた。家庭内でトラブルがあり、それが引き金になって「長男が精神的におかしくなった」と母親(43)が周囲に漏らしていた。
その奇行の対象は家族に向かい、二男は「小学校のころ、朝起きると兄が首にナイフを突き付けていた。いつか殺されるかも」と、友人の男子生徒(15)に漏らしていた。長男がナイフやエアガンを収集しているとも聞いたという。
「いつだったか、自宅に油をまいて火を付けようとしたらしい。お母さんとも、たまにけんかをしていたようだ」と二男の別の友人(14)は証言する。
殺された母親も近所の飲食店で「長男が暴れるから弟がかわいそう」「中学校には数回しか行かなかった」とこぼしていた。
しかし、まれに家庭の外に出たときの長男は人付き合いが苦手そうな様子だったものの「無口でおとなしく、こんな事件を起こしそうにない人」と同級生からみられていた。
昨年10月ごろ、長男と話したという近くの飲食店店長は「『今小説書いてるんだ。どうなるかわからないけど、将来、小説家になりたい。書いたら見せるから読んでくれる?』と初めて自分から話した。やっと自分から話せるようになってよかったと思っていたのに」と当時を振り返る。
またそのとき、自身の体調についても「今、精神科に通院して薬もらってる。だから今は落ち着いている。たまに耳がキーンとなったり頭痛が続いてたりしてたんだ」と明かしたという。
調べに対し、長男は9日深夜の出火後、アパートから寄り道せず発見されたJR八戸駅まで徒歩で向かったと供述。現金は所持していたが、着替えなどは持っていなかった。捜査本部は動機などを追及する。
◇
ジャーナリストの大谷昭宏さんの話「凶悪犯罪というより、異常犯罪だ。凶器を多数用意し、この凶器がだめなら次がある、といったサバイバルゲーム感覚の異常さを感じる。人格障害の可能性が高いのではないか。ただ、最も問題なのは、家庭内での子供の異常行動に関して、相談窓口がないことだ。現状では、家族が恐怖を抱いていても、事件が起きない限り手の打ちようがない。行政、学校、警察などが手を取り合って早急に窓口を作ることが必要だ」
福島章・上智大名誉教授(犯罪心理学)の話「家族に暴力をふるい、さらにナイフを集めていたということは、攻撃性をもてあましていたはずだ。殺害後に放火したのは、奈良の事件(平成18年6月、奈良県田原本町の高1男子による母親ら3人放火殺人)など、最近の少年による同様の事件を学習し、『家族を殺すにはこの手口』と決めていたと考えられる。放火で事件を大きくし、より鬱憤(うっぷん)を晴らそうとしたのだろう。精神発達の度合いを調べる必要がある」
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□ 高2少年が5人を次々切り付け2人けが…品川・戸越銀座 (2008年1月5日23時35分 読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080105it12.htm?from=navr
通行人が切りつけられ、騒然とする戸越銀座商店街
5日午後3時20分ごろ、東京都品川区平塚1の東急池上線戸越銀座駅前の「戸越銀座商店街」で、両手に包丁を持った若い男が通行人の男女5人を次々に切り付け、商店街の中を約300メートル走って逃げたところで警視庁荏原署員に殺人未遂の現行犯で逮捕された。5人のうち、42歳と30歳の女性会社員2人が背中や胸を切られて約10日のけがを負い、残る男女3人はコートなどを切り裂かれた。逮捕されたのは同区在住の私立高2年の少年(16)で、「誰でもいいから皆殺しにしたかった」と供述していることから、同署で動機をさらに追及している。
同署や目撃者によると、少年は同駅前の踏切付近で左右の手に包丁を1本ずつ持ち、同駅に向かって歩いて来る買い物客に襲いかかった。5人以外にも、切り付けられそうになった人が複数いたが、無事だった。 少年は商店街が途切れる中原街道の交差点付近で、ふらつきながら歩いていたところを、パトカーなどで駆けつけた同署員7~8人に取り押さえられた。少年は抵抗しなかったという。
少年は上下とも黒ずくめの服装で、両手の包丁のほかに、左足のズボンの内側に、3本目の包丁を隠し持っていた。同署が母親から事情を聞いたところ、少年は数年前から精神科に通院していたとみられ、確認を急いでいる。 戸越銀座商店街は、東西約1・6キロに300を超える店が軒を連ね、全国に先駆けて「銀座」の名前を冠したとして知られている。
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□大林容疑者 警察に命ごいしていた 大林容疑者は交渉役の捜査員に説得され、何度も投降する意思表示をしながらも時間を引き延ばした。このため県警側がやりとりを中断して電話に出ないようにしたところ、自ら110番して命ごいし投降したという。 投降するような言動を始めたのは、三智子さんの脱出以降。午後7時すぎに一度は自宅から出ることで同意したが、その後、同容疑者は「ちょっと待ってくれ」などと渋るようになった。このため、現場の県警担当者が交渉打ち切りの姿勢を示した。大林容疑者は捜査員の携帯電話にかけても誰も出なかったため、県警の突入を予測。110番して「突入しないでくれ。出て行く。撃たないで」と命ごいし、自宅から出てきた。
投降する際、所持していたペットボトルの透明な液体について「神の水だ」と説明。捜査員が「(ペットボトルを)下に置け」と説得すると「神の水だから下に置けない」と答えた。県警が液体の成分を調べている。精神安定剤を服用しており、精神状態が不安定だったとみられる。 また、司法解剖で、死亡した林警部(23)は、捜査車両の陰から出て前かがみの姿勢になった時に防弾チョッキのすき間を撃たれていたことも判明。押収した拳銃は回転式で黒茶色。一般的に警察官が持つ38口径のものより少し大型で、ソファの上で発見。拳銃に装てんされた実弾以外にも複数の実弾が室内にあり、使うたびに弾を込めていたとみられる。 [ 2007年05月20日付 紙面記事 ] スポーツニッポン
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前回の件もそうです。 福島県会津若松市で、高校3年生の男子生徒が母親を殺害し、切断した頭部を持って出頭するという不可解な事件が起きた。男子生徒は、先月20日に市内の精神科を受診し、抗不安剤などを処方されていたと報道されている。つまり、男子生徒は精神科で治療を受けた後に、猟奇的な犯行をしたということである。 男子生徒は、自らの問題を解決するために精神科にかかったのだろう。その時はまだ、何かを解決したいという希望があったのだろう。しかし、この結果はどういうことだろうか。断言できるのは、治療を受けた結果、彼の状態は受診前よりもはるかに悪化しているということである。母親も主治医のアドバイスに従っていたようだが、いったい主治医は男子生徒に何をしたのだろうか。 心の問題を解決するために、患者は金を支払って精神科にかかっている。当然、専門家を名乗り、代価を受け取っている以上、治療に携わる精神科医には責任が生じる。医療ミスはどの診療科にもつきものだが、精神科医による治療が少年の凶行に影響を与えていたとしたら、はたして医療ミスというレベルで済まされる問題であろうか。 最近、心の問題を抱えて精神科にかかる人が増えている。特に、日本で新しいタイプの抗うつ剤(SSRI)が認可された99年以降、精神科の早期受診を勧めるうつ病キャンペーンが大々的に宣伝されるようになり、抗うつ剤の市場は99年と比べて6,7倍に成長している。抗うつ剤を始めとした向精神薬の市場が異常に拡大する一方で、不可解な事件がなぜか国内で多発するようになっている。薬が広まって、人々の心に安定がもたらされたのではなく、むしろそのような薬を飲んだ人が事件を起こしている。
象徴的な事件は、1999年7月23日に起きた全日空ハイジャック事件である。ハイジャックの犯人の青年を治療していたのは、SSRIを魔法の薬であるかのように宣伝していたSSRI普及の第一人者の精神科医であった。当時日本では未承認であったSSRIを個人輸入して青年に処方した結果、青年は「悪魔的考え」に取り付かれるようになり、最終的に機長を殺害し、ジャンボ機を乗っ取るという凶行に至った。
2005年3月23日、殺人やハイジャック防止法違反などの罪に問われた青年に対する判決が東京地裁で言い渡された際、裁判官は「犯行当時に服用していた抗うつ剤は、攻撃性や興奮状態を出現させる副作用を伴う可能性があった」とし、抗うつ剤による治療の影響で「善悪の認識能力が減退していた」ことを指摘した。 SSRIが日本より10年以上前から出回っていた向米諸国では、服用後に衝動が抑えられなくなって自殺をしたり、不可解な凶悪事件を起こす事例の報告が相次ぎ、被害者が声を上げてきた結果、ようやく自殺行動などを引き起こす危険性について、SSRIに対する強い警告が発せられるようになっている。SSRIだけにとどまらず、その他の抗うつ剤、安定剤、抗精神病薬、中枢神経興奮剤に対しても、自殺行動や突然死、依存症、異常行動などについて強い警告が各国で出されるようになっている。 男子生徒に薬を処方した精神科医は、具体的にどの向精神薬を処方していたのだろうか。その薬に対して、国内外でどんな警告が発せられているのだろうか。また、その精神科医は、はたして男子生徒や母親に対し、処方した薬の危険性についてしっかりと説明したのであろうか。ハイジャック事件と同様、薬が少年の思考や行動に大きな影響を与えたのであろうか。事件関係者、報道関係者が、この真相を明らかにすることを切に願う。
<精神科の治療を受けた後に不可解な事件を起こした事例>
2007年5月15日、福島県会津若松市に住む男子高校生(17)が、母親を殺害し、切断した頭部を持って警察に出頭した。彼は、4月20日に市内の病院の精神科を受診し、抗不安剤などを処方されていた。
2006年10月6日、長野県御代田町の会社員宅で、会社員と会社員の妻の母親、高校3年生の長女の3人が、鉄製のくいが頭頂部や顔面に何箇所も刺さった状態で死んでいるのを佐久署員が発見した。事件後行方不明となり、後日遺体で発見された会社員の妻(45)による犯行だった。近所の評判では、妻はおとなしい感じの人だった。妻は精神科にかかっていたが、9月中旬には「体調が悪い。暑さ寒さが分からず、食べ物をのみ込んだのかどうかも分からない。何もできない。赤ちゃんみたいだ」と話していたという。自宅には複数の薬があり、錠剤を服用したあとの殻も見つかっていた。
2006年9月17日、吹田千里郵便局員(35)は、タクシーに乗った後に運転手をナイフで刺して殺害し、遺体をセメントで埋めた。平谷は郵便局内ではまじめで努力家という評判だったが、06年7月末からは精神疾患を理由に休職していた。犯行直前の9月14日には主治医に対し「人に危害を加えてしまうかもしれない」と不安を訴えていた。犯行後、「人を殺したい思いがあった」と供述した。
2006年8月24日、宮崎県延岡市で、男(20)が高校生5人組に刃物で襲い、16歳の高校生の男女2人が背中を刺され病院に運ばれた。男子生徒は出血多量で死亡。女子生徒も重傷を負った。男は中学生のときに不登校になり、それ以降ひきこもりがちだった。また、県内の病院の精神科に通院して精神安定剤を服用していた。
2006年5月31日、千葉県習志野市で、早朝に包丁を手にした息子(22)が、逃げる両親を追いかけて路上で馬乗りになり、二人を刺殺し、まもなく自分の胸を突いて自殺した。息子は千葉市内の大学に通っていたが休学し、精神科へ通院していた。 2006年5月17日、秋田県藤里町で、男児が近所の主婦に殺害された。主婦は以前に自分の娘も殺害していた。彼女は月に2回心療内科に通い、睡眠薬を頻繁に服用して朝起きられなかったり、処方された睡眠薬を大量摂取して病院に運ばれたこともあった。
2006年4月1日、川崎市内のマンション15階から9歳男児が投げ落とされた事件で、男(41)が逮捕された。男は、明るくまじめな父親として近所でも評判だったが、体調を崩すなどして、05年11月にうつ病で市内の病院に入院した。抗精神病薬を処方されるなどして治療を受け、06年3月に退院した直後には、強い殺人衝動を持つようになっていた。そして、常に人を殺したいと思うようになり、人を殺害する目的で度々マンションに侵入していた。
2006年2月27日、グループ登園の当番で園児を車に乗せて幼稚園に向かっていた主婦(34)が、車内で園児2人をメッタ刺しにして用水路に放り出して殺害した。主婦は1999年8月に日本にやってきて、ごく普通の、笑顔がきれいな人という評判だったが、2003年9月から精神科に通院するようになり、それ以降放火などの問題を起こすようになっていた。
2005年12月22日、8歳の長男と5歳の長女をダム貯水池投げ込んで水死させたとして、主婦(41)が逮捕された。主婦は同年夏に精神科へ入院していた。
2005年12月10日、京都府宇治市の学習塾内で、同志社大4年のアルバイト講師(23)が、小学6年生の生徒女児を包丁で刺殺した。講師は2003年10月から精神科を受診し、抗うつ剤デプロメールを処方されていたが、2005年に妄想や幻覚が現われるようになった。同抗うつ剤の医薬品添付文書には、そのような症状が出た場合には投与を中止するよう注意書きが記載されているが、同年12月1日、院長は薬を1日2回に増量した。翌日に講師は犯行を決意して凶器を購入し、その8日後に事件を起こした。
2005年8月21日、大阪府豊中市の路上で今年5月、中学生らがカマを持った自転車の男に相次いで襲われた通り魔事件で、同市内に住むコンピューター専門学校生の少年(18)が逮捕された。少年は、中学生のころから精神科に通院していた。少年は、「高校生のころ、同級生らにからかわれたのを思い出していらいらし、誰でもいいから襲いたくなった。死んでもいいと思った。」と供述した。
2005年2月14日、大阪府の寝屋川市の小学校へ、卒業生の少年(17)が刃物を持って侵入し、教職員らに襲い掛かり男性教員が死亡、女性職員が怪我をした。少年は、中学で不登校になったが、15歳で大検に合格するなど将来を期待されていた。翌年の2004年に府内の病院の思春期外来にかかり、カウンセリングや抗うつ剤などの投薬治療を受けていた。
2005年1月11日、男(56)から「家族三人を殺した」と110番通報があった。この男性は、自分の妻と長男、長女を、鉄アレイで頭などを多数回殴打し、三人を殺害した。男は、不眠症の治療のため、2004年9月から12月まで計八回、精神科に通院し、治療を受けていた。
2001年6月8日、精神科に通院していた男(37)が、大阪教育大付属池田小学校に刃物を持って乱入し、児童等を次々と刺し、児童8人が死亡し、教諭を含む21人が重軽傷を負った。男は、以前に精神科病院に入院した際、飲まされた向精神薬の副作用で突発的に病院の屋上から飛び降りて大怪我をしたとして、病院などに恨みを抱くようになっていた。事件時は抗うつ剤パキシルなどを処方されていた。
2000年12月16日、東京の渋谷駅前で、少年(17)が金属バットで無差別に通行人に殴り掛かり、8人に重軽傷を負わせた。少年は、小学4年の頃から精神科にかかり、事件当時も通院を続け、薬の服用を続けていた。少年は、中学時代に精神科の病院に入れられたことで父親に恨みを抱き続けていた。事件直前には父親に殴られた上、騒ぎにかけつけた警官に対して、少年を病院につれて行ってほしいと父親が話したことに腹が立ち、父に恥をかかせるために犯行にいたったと少年は供述していた。
2000年5月3日、精神科病院に入院していた佐賀市の少年(17)が高速バスを乗っ取り、刃物で女性3人を刺し、1人が死亡、2人が重傷を負った。少年は、親の関心を引こうと刃物を集めていたが、有無を言わせず強制入院させられたことから、親や社会に恨みを抱くようになった。親は、少年に会ったこともない精神科医に精神分裂病と断定され、そのアドバイスに従って強制入院をさせていた。
1999年9月29日、抗不安薬のソラナックス、レキソタンなど5種類の薬を服用していた男(35)が、JR下関駅の階段やホームにいた乗客ら8人に包丁で切り付け、5人を殺害し、10人に重軽傷を負わせた。男は、98年3月から下関市内の病院の精神科に通院し、99年春頃から家で暴力を振るい出した。事件前日も病院に行っていた。事件直前に120錠の睡眠薬を飲んでいた。 1999年7月23日、男(28)が、乗っていた全日空機の操縦室へ押し入り、機長を刺殺した。西沢は98年9月から99年6月にかけて、プロザックやパキシル、ルボックスなど、当時日本で未承認であった抗うつ剤を、個人輸入した精神科医から処方されていた。これらの自殺願望や暴力衝動を誘発する危険性が指摘されている抗うつ剤の処方を受けてから、男は悪魔的考えにとりつかれるようになり、犯行に至った。
□銃乱射で客ら8人死亡 米中西部の商業モール
2007年12月6日 13時09分 中日新聞 http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007120601000191.html
5日、米ネブラスカ州オマハで、銃乱射が起きたショッピングモールから脱出した女性ら(AP=共同) 【ロサンゼルス5日共同】米中西部ネブラスカ州オマハのショッピングモールで5日午後2時(日本時間6日午前5時)ごろ、若い男がライフル銃を乱射した。地元警察当局によると、クリスマスの買い物などに来ていた客ら8人が死亡、重体2人を含む計5人が負傷した。犯人の男は自殺した。
米国では4月のバージニア工科大事件をはじめ銃乱射事件が続発、一般市民が犠牲になる惨事が繰り返されている。 地元テレビによると、犯人は近くに住む20歳で、自宅に今回の犯行をほのめかすメモが残っていた。11月にアルコール所持容疑などで逮捕され、今月19日に裁判所に出廷する予定だったという。 知人とみられる地元女性は地元テレビに、男が最近職場を解雇され、銃を持っているのも見たと語った。別の友人男性は男が抗うつ剤を服用していたと話した。警察当局は詳しい動機を調べている。
□佐世保乱射事件、奇行が目立った馬込容疑者
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071215-00000916-san-soci
12月15日12時25分配信 産経新聞
「銃を持って近所を歩いていて怖かった」-。自殺した馬込政義容疑者(37)は、日ごろから近所で「奇行が目立つ人物」とみられていた。迷彩服を着て銃を持ち歩き、深夜に他人の家の呼び鈴を押すことも。一方で、クレー射撃の団体に所属し水泳にも熱心で、いずれも大会で入賞した経験があるという。また、自殺したカトリック教会に通う信者でもあった。
馬込容疑者は、自殺した教会で生後間もなく洗礼を受けた。母親が熱心な信者で15日朝、神父に「教会や皆さんにご迷惑をかけ、申し訳ありません」と、ほとんど聞き取れない涙声で電話をかけてきたという。 馬込容疑者は両親と妹、弟の5人家族。地元の中学を卒業後、佐世保工業高校、県外の大学に進学したが中退し、電気会社に就職したがまもなく退社、地元の病院で看護師見習いをしていたという。 しかし、6~7年前に病院を辞めてからは無職になり、知人は「このころから少しおかしくなったように思う」。自宅の離れにこもりがちになるなど、人を寄せ付けない雰囲気になり、教会にも年に数えるほどしか姿を見せなくなった。
大音量で音楽をかけたり、銃を手に漫然と出歩いたり、迷彩服を着て釣りに出かけるなど、奇行のような行動が目撃されるようになったという。 市役所に勤めていた父親の退職金で乗用車を買い、夕方になると外出。近所の人は「4、5年前、深夜2時ごろに馬込容疑者に自宅の呼び鈴を鳴らされた。玄関に出ると『トイレを貸してほしい』と言われた。同じことが2度ほど続いた」。このころ、馬込容疑者は「近所の人があちこちで悪口を言うから就職できない」と周囲に漏らしていたという。 馬込容疑者の母親と親交があったという女性は「精神的に不安定で通院していると聞いた。最近顔を合わせたときは目がつり上がっていて恐ろしかった」と話していた。
平成14年に散弾銃の所持許可を取り銃を購入。地元の射撃団体に入り、クレー射撃などにのめり込むようになった。近くの主婦(43)は「散弾銃を持ち歩いていて怖かった」と話し、近所の住民が警察に相談することもあったという。 佐世保市内に事務局を置く「佐世保クラブ」という射撃団体に一時所属し、15年9月には、同市内であったクレー射撃大会のスキート部門で4位になっている。
今年9月、同県伊万里市の銃砲店で3本目の散弾銃を購入。「NewSKB」という上下2連銃で、約20万円。主に競技用や狩猟で使用されているという。この店の関係者は「背が高い好青年で、愛想がいい印象だったが、あの銃が事件で使用されたのかと思うと‥」と、動揺を隠せない様子だった。
一方、2年前には水泳の長崎県マスターズ大会で年齢別の25メートル自由形競技で優勝。事件のあったスポーツクラブにも今年6月から熱心に通っており、親しくしていた男性は「ジャグジーで体をほぐすときなど親しく話しかけてきた。付き合いやすくいい人で、ほかの会員とも楽しそうに話していたのに…」。亡くなった倉本舞衣さん(26)との関係をめぐっては「特に好意をもっていたとは考えられない」と話していた。
□容疑者とは親友だったのに…被害男性の弟 12/15 15:31更新 産経ニュース http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/109941
長崎県佐世保市の散弾銃乱射事件で死亡した藤本勇司さん(36)の弟重利さん(34)は15日、同市の自宅前で取材に応じ「馬込政義容疑者と兄は親友の仲だった。どうしてこんな事件になったのか、全く思い当たるふしがない」と首をひねった。 週1回は藤本さん宅に馬込容疑者が遊びに訪れたり、一緒に釣りに出かけたりしていた。事件前日の13日、2人は昼食をともにしたという。
重利さんは「学生時代よりは、社会人になってから親しさが増したようだ。兄は馬込容疑者のことを『いいやつだ』と言っていた。その相手に、こんなひどい殺され方をするとは…」と話した。
□ 高2少年が5人を次々切り付け2人けが…品川・戸越銀座 (2008年1月5日23時35分 読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080105it12.htm?from=navr
通行人が切りつけられ、騒然とする戸越銀座商店街
5日午後3時20分ごろ、東京都品川区平塚1の東急池上線戸越銀座駅前の「戸越銀座商店街」で、両手に包丁を持った若い男が通行人の男女5人を次々に切り付け、商店街の中を約300メートル走って逃げたところで警視庁荏原署員に殺人未遂の現行犯で逮捕された。5人のうち、42歳と30歳の女性会社員2人が背中や胸を切られて約10日のけがを負い、残る男女3人はコートなどを切り裂かれた。逮捕されたのは同区在住の私立高2年の少年(16)で、「誰でもいいから皆殺しにしたかった」と供述していることから、同署で動機をさらに追及している。
同署や目撃者によると、少年は同駅前の踏切付近で左右の手に包丁を1本ずつ持ち、同駅に向かって歩いて来る買い物客に襲いかかった。5人以外にも、切り付けられそうになった人が複数いたが、無事だった。 少年は商店街が途切れる中原街道の交差点付近で、ふらつきながら歩いていたところを、パトカーなどで駆けつけた同署員7~8人に取り押さえられた。少年は抵抗しなかったという。 少年は上下とも黒ずくめの服装で、両手の包丁のほかに、左足のズボンの内側に、3本目の包丁を隠し持っていた。同署が母親から事情を聞いたところ、少年は数年前から精神科に通院していたとみられ、確認を急いでいる。 戸越銀座商店街は、東西約1・6キロに300を超える店が軒を連ね、全国に先駆けて「銀座」の名前を冠したとして知られている。
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